読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

SFMLのライセンス体系について

本開発に入る前にライセンス体系が気になったので、調べてみる。SFML以外で使っているC++ライブラリはstd::ほにゃららとboostくらいであとは自前で書いてるのでSFMLだけ調査。

qiita.com

License (SFML / Learn)

によるとSFMLは zlib/pngライセンスです。

In short, SFML is free for any use (commercial or personal, proprietary or open-source). You can use SFML in your project without any restriction. You can even omit to mention that you use SFML -- although it would be appreciated.
(ざっくりいうとSFMLは商用非商用など形態を問わず無料で利用できます。あなたのプロジェクトでのSFML利用には一切制限がありません。もちろんSFMLの使用を表明してくれたらとても嬉しいです)


というわけなんだけども、SFMLに含まれる他のライブラリのいくつかが別のライセンス形態を採用している。で以下が各ライセンスにおける、ゲームをバイナリで配布する際の制作者の義務。

BSD 3 license - 著作権と免責の記載
LGPL license - ライブラリ動的リンクの場合制限なし
GPL license - 著作権・免責の記載、再配布制限の禁止(コピー自由)、GPLライセンスを引き継ぐ義務

でfreetypeがFTL or GPLとなっているわけだけども、これはマルチライセンスやデュアルライセンスと呼ばれるもので、どちらかを適用せよという事らしい。FTLにすれば、GPLのコピー自由、自分自身もGPLで配布というヤバイ状況は回避できる。GPLはオープンソースコミュニティ用で、ソースコードを配布する前提がある。これがやっかいなので商用プロジェクトではオープンソースのライブラリを採用するのに二の足を踏むことが多い。

デュアルライセンス - Wikipedia

でfreetype project独自のライセンス形式FTLは

商標、著作権、ライセンスに関する情報

上記で和訳を読むことができた。義務部分を抜き出すと

2.再頒布
-----------------

本ライセンスは、FreeType Project (ソースコード形式およびオブジェクトコード形式の両方において)
およびその派生著作物をいかなる目的であれ使用、実行、実施、コンパイル、
表示、複製、その派生著作物の作成、頒布およびサブライセンスする権利および使用許諾、
および本書において付与された権利の一部または全部を
実行する権限を他者に与える全世界を対象としたロイヤルティ無償の
永続的かつ取消不能の権利および使用許諾を
以下の条件に従うことを条件として付与します。

o ソースコードの再頒布には、このライセンスファイル
(「FTL.TXT」) を改変せずに含めなければなりません。
元のファイルへの追加、元のファイルからの削除または変更はすべて
ドキュメンテーションに明記し添付しなければなりません。改変されていない元のファイルの著作権表示を
ソースファイルのすべてのコピーに
残しておかなければなりません。o バイナリ形式での再頒布には、本ソフトウェアの一部が
FreeType Team の著作物に基づいていることを
頒布ドキュメンテーションにおいて明記しなければなりません。さらに当方は、
あなたのドキュメンテーションに FreeType Web ページへの URLを
記載することを奨励しますが、これは必須ではありません。これらの条件は、 改変されていないファイルだけではなく、
FreeType Project から導出されたかまたはFreeType Project に基づくすべてのソフトウェアに適用されます。もし、あなたが当方の著作物を使用する場合、
あなたは当方を承認しなければなりません。しかし、当方に対して
手数料等を支払う必要はありません。
3.広告
--------------

FreeType の作成者および寄与者またはあなたのいずれも、
作成者、寄与者またはあなたの名前を、書面による事前の許可なしに
商用、広告または販売促進目的で使用しないものとします。当方は、あなたのドキュメンテーションまたは広告用マテリアルにおいて
本ソフトウェアについて記述する際に、「FreeType Project」、「FreeType Engine」、
「FreeType ライブラリ」 または「FreeType Distribution」のいずれかの文節を使用することを
提案します (ただし、要求はしません)。あなたは本ライセンスに署名していないため、
本ライセンスを受け入れる必要はありません。ただし、FreeType Project は著作権で保護されたマテリアル
であるため、本ソフトウェアを使用、頒布および改変する権利を
あなたに付与するのは、本ライセンスまたは作成者と契約した別のライセンス以外にありません。したがって、FreeType Project を使用するか、頒布するか、または改変することによって、
あなたは本ライセンスのすべての条件を
理解し受け入れたとみなされます。

となっている。ようするに

  • あなたのソフトウェアの一部が FreeType Team の著作物に基づいていることを表記しなさい
  • ブログやらでFreeTypeの話題について扱う際は「FreeType Project」と記載しなさい

3.広告という部分が最初まったく意味がわからなかったが、ようするに「freetypeを使うやつは我々の名称を正しく呼称しなさい」という事らしい。「あのくそフォントシステム」とか「Microsoft FreeFont」などという他の勝手ないい方で我々のライブラリを呼ばわってはいけないよ、という文面らしい(提案します云々はただの嫌らしい言い回し)。

というわけでSFMLのライセンスに関する僕の義務は、ゲームのダウンロードページなんかの最後の著作権やライセンス表記部分に

  • 本ソフトウェアの一部は、○○ライセンスの免責を含む ○○○○○○ の著作物に基づいています。

というやつをいくつか書き連ねるだけで良いということが分かった。